疲れていたり、仕事が立て込んでいて余裕がなかったり、人間関係、金銭的な悩みなどを抱えていて悶々としている時など、普段なら何も思わず、スルーしていた事にも怒りや嫉妬など負のエネルギーを一番身近な人にぶつけてしまった。
そのちょっとした感情の起伏から引き金となり、普段溜め込んでいた相手への不満をぶつけ、喧嘩がエスカレートして、別れ話までに発展してしまった。
なんて身に覚えがある方も多いのではないでしょうか。
原因を相手のせいにしていると、相手を変えても同じ現象がまた起こり、同じ壁にぶつかってしまいます。
我慢をせずに相手を受け入れるためには、話し合いはもちろんのこと、 お互いに心地よく感じる言葉や行動を積極的に取り入れることが大切です。
心理学では、お互いの存在を認める ”ストローク” という行為があります。
ストロークとは
エリック・バーン氏は、”人はストロークを得るために生きている”と説いています。
それほど、相手の存在を認める言動は、良くも悪くも人に大きな影響を与えています。
人間は誰しも、他の人から触れてほしい、他の人から認められたいという欲求を持っています。お互いに、認め合い、心のふれあいが持つことが大切です。
このように夫婦生活の中にうれしい、楽しいと感じるような心地よい交流を増やし、ストロークを与え合いましょう。
ストロークが不足していると、自分を認めて欲しいあまりにわざと喧嘩をしようとしたり、叩いたりして、否定的なストロークを相手から引き出そうとします。
否定的なストロークは人を不快にさせるため、 結果的に不仲が深まり悪循環となります。
日ごろからプラスのストロークをこまめに与え会えれば、お互いに歪み会うことも減ります。
マインドフルネス
マインドフルネスとは、Be Here Now「『今、この瞬間』を生きる」ということです。
このマインドフルネス力を高めることで恋愛・夫婦関係が長続きするのです。
オークランド大で、平均で30か月より多く、特定のパートナーとの付き合いがある人72人の学生を選び「マインドフルネスで恋愛が長続きするか?」の実験が行われました。
その結果は?
マインドフルネス度が高い人ほど、男女のトラブルを上手く切り抜けやすい!
マインドフルネス度が低いと「別れ」や「拒否」への恐怖が強く、トラブルで関係が破綻しがち!
この傾向は男女で変わらず、自尊心が低い場合でも、マインドフルネス度が高ければカバーできる
マインドフルネス力が高いと気づきの能力が高いため、男女間のトラブルに対してネガティブにならず、建設的な対処を行えるのだろうという結果が出たそうです。
他にもストレス軽減効果やリラックス効果にも効果があると言われており、1人でも取り組むことができます。
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