喧嘩が減る魔法のマインドセット:感情の「揺らぎ」を止める禅的思考の力
- 藤田英範
- 4 日前
- 読了時間: 5分

📌 禅脳思考の核心:認知脳の「暴走」を止める
夫婦カウンセラーとして多くのご夫婦を見てきましたが、ケンカや不満の原因の9割は、出来事そのものではなく、その出来事に対するあなたの**「意味付け」**です。
辻秀一著『禅脳思考』を参考に禅脳思考で夫婦関係を深める方法についてまとめました。
辻秀一氏の著書**『禅脳思考』は、認知脳が行う「意味付け」から自由になり、「フロー」という最高の心の状態を保つことで、自身のパフォーマンスを最大限に引き出し、「ごきげん」に生きることを目指す思考法です。
「認知脳」は、パートナーの行動に対して過剰なラベル貼りを行います。
これが心の「揺らぎ」を生み、あなたをノンフロー(不機嫌)な状態へと引きずり込みます。
この「認知脳の暴走」を止め、事実と意味付けを切り離す練習こそが、禅脳思考の実践です。
💡実践:禅脳思考で「認知脳の暴走」を止める具体的な方法
ここでは、日常の具体的な出来事を、禅脳思考によって「ごきげんな心の応対」へと変換するプロセスをご紹介します。
1. 夫(妻)が言ったことを忘れていた
⚡️ 日常の出来事(事実): パートナーに伝えた約束や用事を、相手が忘れていた。
🙅 認知脳の暴走(NGな意味付け): 「私の話は聞いていない。私を軽視しているんだ。」 (感情:怒り、悲しみ)
🧘 禅脳思考による変換(心の応対):
事実と意味付けを分離: これは愛の欠如とは無関係。単に「相手は忘れていた」という事実だけを受け止める。心がニュートラル(揺るがない)な状態を保つ。
冷静に対処: 過去の不満にとらわれず、「忘れてたのね。じゃあ、メモしようか。」と、冷静に再伝達するか、対策を提案する。
2. パートナーが疲れていて口数が少ない
⚡️ 日常の出来事(事実): パートナーが仕事や家事で疲労しており、無言でいることが多い。
🙅 認知脳の暴走(NGな意味付け): 「私に何か怒っているのでは?」「私が悪いことをした?」と不安になる。 (感情:不安、自己否定)
🧘 禅脳思考による変換(心の応対):
事実と意味付けを分離: 相手の疲労は、自分への評価とは関係ない。「相手が疲れている」という事実のみを認める。心がニュートラル(とらわれない)な状態を保つ。
相手を尊重: 「揺るがない」姿勢で、「疲れてるみたいね。ゆっくり休んでいいよ」と相手の状態を尊重した対応に切り替える。
3. 自分の手伝いなしにスマホをいじっている
⚡️ 日常の出来事(事実): 自分が家事などをしているのに、パートナーがそばでスマホを操作している。
🙅 認知脳の暴走(NGな意味付け): 「家族よりスマホの方が大事なんだ」「私への思いやりがない証拠だ。」 (感情:孤独感、不満)
🧘 禅脳思考による変換(心の応対):
心の自立: 自分の心の「ごきげん」は相手の行動に依存させない。相手の行動を自分の価値と結びつけない。
建設的な行動: 相手に依存せず自分も自分の時間を楽しむ。手伝ってほしい場合は、嫌味ではなく淡々と「○分後に手伝ってくれる?」と依頼する。
4. 相手が家のルール(片付けなど)を破った
⚡️ 日常の出来事(事実): 脱ぎっぱなしの服や、片付けられていないものなど、決めたルールが守られていない。
🙅 認知脳の暴走(NGな意味付け): 「またルールを破った!この人は根本的にだらしない人間だ。」 (感情:強い失望、軽蔑)
🧘 禅脳思考による変換(心の応対):
過去にとらわれない: これは今回の失敗という事実であり、相手の人間性全体へのレッテル貼りではないと切り離す。
未来の対策に集中: 過去の失敗を責めず、未来の対策だけを冷静に話し合う。「次回からどうすればお互い守りやすいかな?」と協働の姿勢で臨む。
📌 夫婦関係を変える3つの禅的習慣
この変換を行うために、今日から取り組んでいただきたい3つの心の習慣をご紹介します。
1. 「事実」と「意味付け」の分離トレーニング
パートナーの行動でイラッとしたら、まずは一呼吸置いてください。そして、心の中で以下の2つを切り分けましょう。
A: 事実(Fact):「夫が夕食後すぐに立ち上がった」
B: 意味付け(Emotion):「私への感謝がない」
禅脳思考では、Bの意味付けを意図的に無視します。
そして、Aの事実に対して、冷静な解決策だけを探します。
「立ち上がった」→「じゃあ、食後の片付けをどうするか聞こう」と、
感情ではなく行動に焦点を合わせるのです。
2. 過去と未来の「とらわれ」を手放す
禅的な心の応対は、**「いま、ここ」**に集中することです。
「いつもそうだ!」と過去の失敗に心をとらわれると、今日の関係が壊れます。
「このままではどうなるの?」と未来の不安に心をとらわれると、今の関係を楽しめません。
「いま、この瞬間の私は、この問題に対して何をどう話せば建設的か?」という問いかけに集中することで、心がフローの状態(=最高のパフォーマンスを発揮できる状態)に入ります。
3. 自分の「ごきげん」をパートナーに依存しない
禅脳思考とは、心の自立です。自分の心の状態(ごきげん)を、パートナーの行動という外界の不安定な要素に依存させるのはやめましょう。
朝起きたら、まず自分の心に問いかけてください。
「私のごきげんを保つために、今、自分でできる小さなことは何か?」
自分の心の土台を強く持つこと(自己存在感)が、結果としてパートナーシップを揺るぎないものに変えていきます。
まとめ:夫婦で「フロー」な人生を歩む
夫婦関係は、二人の心の状態の集積です。
まず、あなた自身が「禅脳思考」を身につけ、**心のフロー状態(ごきげん)**を保つことが、結果としてパートナーシップを改善する最も確実な道です。
さあ、今日の夜、パートナーの行動に対して「意味付け」をする前に、一呼吸。
そして、「これは事実か、それとも私の心の暴走か?」と、ぜひ自問してみてください。
心、感情の癖は自分では気づきにくいものです。
今の気持ち、現状をカウンセラーに話してみませんか?
自分の思考パターンを手放し、望む未来を一緒にクリエイトしていきましょう!
UnsplashのAmanda Jonesが撮影した写真







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