忙しくても“ご機嫌”でいるには?
- 藤田英範
- 10月18日
- 読了時間: 3分
更新日:18 時間前
〜右脳と左脳の調和が、ハイパフォーマンスな夫婦関係と日常をつくる〜

認知×ライフスキル=バイブレイン
仕事、家事、育児…。
やることに追われて気づけば「ため息ばかり」という人も多いかもしれません。
でも、どんなに忙しくても不思議と“ご機嫌”で、夫婦関係もうまくいっている人がいます。
その人たちの秘密は「脳の使い方」にあります。
感情に流されすぎず、かといって理屈っぽくもない。
このバランスを支えているのが、「バイブレイン(両脳の調和)」という考え方です。
左脳と右脳、それぞれの役割
私たちの脳はざっくり言えば、次のように分かれています。
夫婦関係がギクシャクする原因の多くは、この“脳の偏り”にあります。
たとえば、「あなたはいつも〇〇ばかり!」と感情でぶつかる(右脳過多)
または「だからこうすればいいって言ってるじゃん」と理屈で押す(左脳過多)
どちらも“片側だけ”で関わっている状態なんです。
バイブレインとは?
「バイブレイン」とは、右脳と左脳を“行き来”させながら使うこと。
相手の気持ちを右脳で感じ、どう伝えたら伝わるかを左脳で考え、思いやりのある言葉で伝える。
この循環ができると、感情に流されず、理屈に偏らず、“つながりのある対話”が生まれます。
バイブレインが育むライフスキル
脳のバランスが整うと、日常で使えるスキルも自然と高まります。
1️⃣ 感情のメタ認知
「今、自分は怒ってるな」と気づける力。感情に飲み込まれず、冷静さを取り戻せます。
2️⃣ 非暴力コミュニケーション
相手を責めずに、自分の気持ちと願いを伝えるスキル。
「どうしてわかってくれないの!」が「私はこう感じてる」に変わります。
3️⃣ 習慣化の技術
左脳で“仕組み”をつくり、右脳で“楽しむ”ことで、小さな習慣が長く続くようになります。
4️⃣ リカバリー力
失敗しても「切り替え」が早くなる。感情の回復スピードが上がることで、家庭も職場も軽やかに。
今日からできる簡単な実践法
会話中に一呼吸置く。
→ 「今、右脳で反応してる?左脳で考えてる?」と自分に問いかけてみましょう。
相手を“感じ取る→考える→伝える”の順で。
→ 多くの人は「考える→伝える」で終わってしまい、相手を“感じ取る”を忘れがちです。
日常の小さな「ありがとう」を増やす。
→ 右脳が“つながり”を感じ、左脳が“意識的に選ぶ”行動を学びます。
⭐︎⭐︎⭐︎まとめ⭐︎⭐︎⭐︎
バイブレインとは、「思考と感情の調和を取り戻す」こと。
それは特別な訓練ではなく、“気づく”ことから始まります。
感情を感じ取りながらも、冷静に考え、行動できる人は、夫婦関係も仕事も、人生全体がハイパフォーマンスになります。
脳の両輪をバランスよく使いながら、“ご機嫌な毎日”を一緒に育てていきましょう。
参考図書:〜辻秀一『感情に振り回されないコツ』







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