「夫にイライラする自分が嫌」そんな時に試したい“感情に振り回されない夫婦円満術”
- 藤田英範
- 10月12日
- 読了時間: 4分
更新日:10月15日
〜辻秀一『感情に振り回されないコツ』から学ぶ“ご機嫌な心”の保ち方〜

「最近、会話が減った」「一緒にいてもスマホばかり」「何となく冷めた気がする」
そんな小さなズレが、夫婦の“心の距離”を広げていきます。
結婚して年月を重ねるほど、パートナーの言葉や態度に「イラッ」とする瞬間、増えていませんか?悪気のない一言に心が揺れたり、相手の機嫌に引っ張られたり——。
そんなときこそ必要なのが、辻秀一さんの著書『感情に振り回されないコツ』で語られている、「感情に気づいて、やさしく切り替える力」 です。
この本は、スポーツ心理学の観点から“心の整え方”を紹介していますが、実は夫婦関係にもそのまま応用できる内容ばかり。
今回は、本書のエッセンスを「夫婦関係をより良くする視点」でまとめてご紹介します。
本書から学べる3つのポイント
1. 感情は「悪者」ではない
2. イライラの原因は「意味づけ」
3. ご機嫌力が夫婦を変える
1. 感情を“なくす”のではなく、“扱う”
辻さんは、「感情は悪者ではない」と言います。怒り・不安・寂しさなど、どんな感情も自然な反応。大切なのはそれを 「感じたまま流されず、客観的に見つめること」。
たとえば夫婦ゲンカの最中、「なんで分かってくれないの!」という怒りの裏には、本当は「分かってほしい」「大切にされたい」という願いが隠れています。
感情を“敵”にせず、“メッセージ”として受け取る視点が、関係を修復する第一歩になります。
2. 感情が乱れるのは「意味づけ」が原因
本書の中でも特に印象的なのが、
出来事そのものではなく、それに“どう意味づけをするか”が感情を決めているという言葉。
たとえば、
「家事を手伝ってくれなかった」→「私のことを大切にしてない」と意味づければ怒りが生まれ、
「今日は疲れていたのかもしれない」と意味づけを変えれば、思いやりが生まれる。
つまり、感情をコントロールする鍵は「出来事の解釈」にあります。夫婦関係を穏やかにするには、相手よりも自分の“見方”を整えることが大切なんです。
3. “ご機嫌力”を育てると、関係が変わる
辻さんは、心の状態を「フロー(自然体で集中できる状態)」と呼びます。
このフロー状態を日常で増やすことが、感情に振り回されない生き方のベース。
夫婦関係でも、相手を変えようとするより「自分のご機嫌を保つ」ことのほうがずっと効果的です。
今日からできる“ご機嫌力”アップの小さな習慣
朝、鏡の前で「今日はどんな気持ちで過ごしたい?」と自分に問いかける
感情が乱れたら「今、私の心はどんな天気?」とつぶやく(例:曇り、雨、晴れ)
夜寝る前に「今日いちばん感謝できること」を3つ書く
小さな習慣が積み重なると、自然と「心のクセ」が変わり、夫婦の空気がまるくなっていきます。
4. 夫婦関係に応用する「感情リセット3ステップ」
この「気づく → 受け入れる → 意味づけを変える」流れが、“感情に振り回されない夫婦関係”の鍵になります。
まとめ:感情は関係を深める“メッセンジャー”
感情を押さえつけようとするほど、関係はこじれます。けれど、「感情=悪いもの」と決めつけず、「感情=大切なサイン」と受け止めることで、夫婦の会話は優しく、深く変わっていきます。
辻秀一さんの言葉を借りれば、
人は感情の主人公であるとき、最も美しく生きられる。
パートナーと笑顔で過ごすためにも、今日から“感情との上手なつきあい方”を意識してみませんか?
📖参考書籍
辻秀一『感情に振り回されないコツ』(フォレスト出版)
この本から自分の内面を客観的に見るためのコツを学ぶことができました。
始めて聞くワードがたくさんあり、その言葉で意識のスイッチを切り替えるそんな風に活用しています。
感情や内面的な自分の癖は、育った家庭環境や経験によってできているので、自分では、気づきにくいものです。
一度カウンセラーと話すことで、過去の経験による思い込みにも気づくことができます。
一緒に理想とする未来予想図を描いていきましょう!
UnsplashのVitaly Garievが撮影した写真







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