カップルカウンセリングの相談者の3分の1は嫉妬に悩む。
パートナーというのは、2人の関係に現実の脅威、あるいは想像上の脅威が生じたときにその反応として嫉妬の気持ちを表すのです。
もしあなたが、明らかに他の人にまとわりついたり、後を追いかけ回したりしたら、あなたのパートナーは現実に反応しているわけで、あなたは行動を変えるか、もしくはあなたのパートナーを変えなければいけなくなるでしょう。
あるいは、嫉妬の感情と言うものが、全く根拠のない幻想(浮気をしているに違いないなど)から来ているのだとすれば、練習次第で、自分自身でコントロールできるはずです。
嫉妬というのは複雑であり、また非常に壊滅的になりえます。
相手の嫉妬をうまくコントロールするには
予測する
証明する
相手を巻き込む
修復する
・予測する
2人で一緒にいる時は、嫉妬されかねないと思える状況を見抜いてください。
例えばパートナーから見たときに、異性と親しそうに話しているように見えたかなーと思った時は、
「あの人変な人よね、いつもあんなふうにじーっと人を見つめたり、話も長いし、やたら体に触れてくるのよね」
「あの娘全然わからなかったよ、君の方が5歳は若く見えるよ」
など先にパートナーが嫉妬めいたことを言う前に先手を打ちましょう。
・証明する
相手と一緒にいない時は、あなたがどこにいるか、どこへ行くのなるべく明確にしておきましょう。
・相手を巻き込む
例えば女性が男友達にゴルフに誘われた時に、パートナーはあまりゴルフに興味がなかったり、その日予定があるかもしれないと知っていても、
「今日◯○君にゴルフに誘われたんだけど、あなたも一緒に行かない?」と誘う。
できるかぎり、どんな時にも、あなたの活動に巻き込もうという意欲を見せます。
これによっていつも望まれていると相手に思わせるのです。
相手が参加せず、自分一人で参加する場合には、きちんと予定を話し、異性と2人きりになるような事はできるだけさけ、その旨もきちんと証明しましょう。
・修復する
もし相手が嫉妬で怒り狂っているときは、決してあなたは怒ってはいけません。
「◯○に誘われたことに怒っているのね。あの人軽いから誰でも誘うのよね」
できるだけ、簡潔に静かに真実を告げて、相手を納得させる。
あなたの無邪気な行動ではなく、誤解されたと言うことにあやまる。
「◯○が私に気があって誘ってきたと思ったのね。それで嫉妬したのね。ごめんね」
自分はあなたを愛していて、あなたは私を愛しているからこそ嫉妬してしまうということを意識しながら、タイミングをみて修復に取り組みましょう。
嫉妬してしまう自分をコントロールする
愛するがゆえに嫉妬してしまう。
自分の気持ちを伝えることはとても大事ですが、不安からくる幻想による嫉妬で、怒りを相手にぶつけてしまうと、大喧嘩に発展なんてことも。
また、些細なことで嫉妬心を抱き、相手に束縛が強い、愛が重いと思われ、逆に不倫や浮気に走ってしまうなんてことも。
自分が嫉妬深いと感じていたり、自分の幻想がもたらす嫉妬から喧嘩が絶えないとしたら、客観的に自分の感情と向き合うトレーニングが効果的です。
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自分を見つめ直し、客観的に2人の関係性を見つめ直し、相手を信頼しましょう。
束縛から解放し、相手からの信頼を感じられるようになると、相手への嫉妬心が薄れ、より安心感がえられるようになります。
信頼されるような言葉がけを行い、相手を信頼している気持ちを伝えましょう。
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